その味を楽しめるのは今だけかもしれない|食を通して深まる親戚との関係
おはようございます。
ミナベシノブです。
この記事の一番上に貼ってある料理の写真は、親戚のMおばさんが作ってくれたワラビの煮浸しです。
先月、私の母のいとこにあたる親戚に不幸があり足柄上郡山北町を訪れました。
山北町は町の大半が丹沢山に覆われているので、春のお彼岸の頃に行くとワラビやフキやたらの芽などの山菜料理がふるまわれます。
私が幼いころは、その家のおばあちゃんが山菜料理を作って出してくれました。
でも、そのおばあちゃんも歳をとり、今では施設で暮らしています。
今はそこの家のお嫁さんであるMおばさんが山菜料理を作ります。写真のワラビの煮浸しはMおばさんが作って持たせてくれたものです。
このワラビの煮浸しを持って、今度は大和の叔父さん(母の弟)家族の家に移動しました。ちょうど新潟の叔母さん(母の姉)夫婦が遊びにきていて、みんなでそのワラビの煮浸しを食べました。
食べ慣れたおばあちゃんの味とは少し違うのかもしれないけど、みんなが心のそこから美味しいと言っているのがわかりました。確かに私もすごく美味しいなと思ったし、それぞれが大切にしている丹沢の思い出も一緒に噛み締めている様子をみて、とても温かい気持ちになりました。
Mおばさんが作ってくれる山菜料理をあと何回食べられるかな。山菜は季節の食べ物だからその回数は決して多くはないですね。そう思うとちょっと寂しいですが、だからこそ食べられる機会を大切にしようと思いました。
お読みいただき、ありがとうございました!